私がまだ1歳とか2歳のほんのちいさな子供だった頃。
母がフルタイムで働いていたので、おばあちゃんの家に預けられていた。

古い一軒家。
大きな犬が3匹ほどいた。
背中に乗せてもらったのを覚えている。
本当の兄弟みたいに、犬たちになめくりまわされて毎日が過ぎた。

夕方になるとラッパの音がして、豆腐を売りにおじさんが黒い自転車でやってきた。
私はおばあちゃんに金色のカンカン音が鳴るボウルをもらって、そのおじさんのところに行って豆腐を分けてもらった。
冷たい水の中に豆腐が入って、手にその冷たさが伝わった。

ちかくに空き地があって、よく遊んだ。
その空き地の横には無骨な階段がついた建物があった。青いペイント。

これが私の原風景だ。
鮮明によみがえるのだが、逆算すると2歳になるかならないかの頃だそうだ。

台所に立ったおばあちゃんの背中を覚えている。
ご飯ももちろんおばあちゃんが作ってくれた。
なので、私にとってのおふくろの味は、母の味と言うよりおばあちゃんの味だ(母ごめんねw)

そんなおばあちゃんが日曜日にアラ煮を作って持たせてくれたので、今夜のおかずはそれがメイン♪

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あら煮
ネギとかぼちゃのたまごみそ焼き
インゲンとトマトの炒め物

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美味しかった~。おばあちゃんいつもありがとう!